弁護士あいさつ
当事務所の「離婚・男女問題」専用サイトをご訪問のみなさま、はじめまして。
専修大学の8号館内で「今村記念法律事務所」を開設しております、弁護士の宮岡孝之(みやおか・たかゆき)と申します。
離婚は情報戦であり、手札を多く持っていた方が有利に戦えます。ただし、情報の重さは、それをどう使うかによっても異なってくるでしょう。まずは「最終的にどうしたいのか」、次に「どのような証拠があれば戦えるのか」、最後に「どう進めれば最も効率的な結果が得られるのか」。これらの筋道を、早い段階でクリアにしておくことが大切です。
なかでも重要となるのが、「どのような証拠があれば戦えるのか」です。主張の裏付けを明らかにできれば、大方の勝ち負けが決まってきます。「きっとそうに違いない」「おそらくこうだろう」という思い込みは避け、確度の高い進め方をしてみませんか。
また、「効率的な結果」を得るためにも、正確な情報収集が欠かせません。相手の預金額や不動産などの資産が見えていないと、適正な請求が行えなくなる可能性があります。かといって、相手方に対し、「離婚を考えているから、財産状況を教えろ」とは言えないでしょう。預金を移動されたりウソを付かれたりするかもしれません。
情報を持ち、不利益を被らないよう、弁護士のアドバイスを受けてみませんか。結論が出ていない段階でも構いません。当サイトの問い合わせフォームには、準備していただきたいポイントを掲載していますので、まずはそこだけでもご覧になってみてください。
もちろん離婚を進めるだけではなく、夫婦間のルール作りのような、信頼関係の修復に向けたお手伝いもいたします。ぜひこの機に、新たな気付きや明日へのヒントをお持ち帰りください。皆さまからのご連絡をお待ちしております。
弁護士 宮岡孝之
経歴
昭和54年 | 専修大学法学部法律学科卒業 |
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昭和62年 | 司法試験合格 |
昭和63年 | 司法研修所入所(第42期) |
平成 2年 | 弁護士登録(東京弁護士会) |
- 専修大学理事
- 専修大学評議員
- 専修大学法科大学院教授
- 足立区法律相談 相談員
- 元足立区公益監察員
- 日本税法学会理事 ほか
著作
- 『遺言執行者の被告適格』(専修大学今村法律研究室室報)
- 『精神鑑定』(ハイローヤー)
- 『はじめての夏祭り』(ハイローヤー)
- 『破産者の同意書の意味』(専修大学緑風学会)
- 『弁護士・弁護士会改革』(日弁連『自由と正義』)
- 『ロースクール実験授業at専修大学』(辰巳法律研究所)
- 『例外規定の定め方』(専修大学総合科学研究第11号抜刷)
- 『相談事例からみる民事保全の活用』(民事法研究会『市民と法』)
- 『Q&A弁護士報酬ハンドブック』(東京弁護士会報酬基準研究会)
- 『Q&A新仲裁法』(三省堂)
- 『相談事例から見たADRの有効な活用方法』(JCAジャーナル第50巻12号掲載)
- 『確認租税法用語250』(正文堂・共著)
- 『法人税法68条によって更正の請求を否定した判決』(専大ロージャーナルNo.4)
- 『設備工事の不備によるカビの被害事例とその後の裁判について』(室内環境 第12巻第1号・共著)
- 『法科大学院教育と民法(債権法)改正』(専修ロージャーナル5号)
- 『民法(債権法)改正の要点』(共著/ぎょうせい)
弁護⼠インタビュー
離婚事案の進め方で、気をつけているところはありますか?
可能な限りケンカ別れを避け、理想的な着地点を見つけることですね。なぜなら、事案を進めていくと、別角度の視点に気付くことがあるからです。「相手の顔も見たくないが、子どもにとっては、いつまでも良い父親であってほしい」というような。ところが、ガチガチの係争を始めてしまうと、悪い方向へしか動かせませんよね。
進むか引くかではないと?右手で戦う一方、左手で握手する場面もあり得ると?
その通りです。「もしかしたら、別れない方が良いのでは」と迷っていらっしゃる方もいるはずです。あるいは「相手との不倫関係をきっちり断ってもらえれば、それで良し」とする考え方もあるでしょう。しかし、進むか引くかの二元論に陥ってしまうと、間が取れない。本当は望んでいなかったかもしれないのに、意地の戦いへ発展しかねないですよね。これは明らかに、弁護士のミスリードといえます。
そうなると、理想的な着地点の探し方が問われませんか?
はい。弁護士あいさつで「離婚は情報戦」と言いましたが、これには、ご依頼者から情報を集めることも含まれます。ただ、自分に不利なことは、なかなか口に出したがらないようです。弁護士が何かを裁くわけではないので、本音を言えば、すべて打ち明けてほしいんですけどね。むしろ積極的に打ち明けていただいて、それをどうガードするのかを話し合った方が、展開としては得策なのではないでしょうか。
不都合な事実を隠していると、どのようなことが起こるのでしょう?
一番まずいのは、相手から指摘されたときに、何も準備ができていないことです。内容によっては、その事案全体で調停委員や裁判官の信用を失うこともあります。おそらく皆さんなりに、「この証拠は良い方向へ働く」「この事実がバレるとまずい」という判断があると思うんです。しかし、それを含めて弁護士に相談してほしい。何に困っていて、どういうことが起きたのかを、ありのままにお話し頂けると助かります。
最後になりますが、先生にとって「法律とは」?
人が最低限守るべきルールなのですが、四角四面に適用するのではなく、見方を変えられないかという工夫が重要になるでしょう。
事務所案内
正式名称 | 今村記念法律事務所 |
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所在地 | 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-8-3 専修大学8号館1階 |
TEL | 03-3264-1721 |
FAX | 03-3264-1722 |
営業時間 | 平日9:00~18:00(夜間と土日祝日は、事前の予約により対応可能) |
代表者 | 宮岡 孝之 |
構成員 | 弁護士9人、スタッフ5人 |
アクセス
- 東京メトロ半蔵門線・都営三田線・都営新宿線「神保町駅」A2出口より徒歩約3分
- 東京メトロ半蔵門線・東西線・都営新宿線「九段下駅」5出口より徒歩約3分
- JR総武線「水道橋駅」西口より徒歩約7分